私は掃除が好きではありません。特に水を使用する掃除は嫌いです。
その中でも、浴室の排水口の掃除が特に憂鬱です。「排水トラップ」内の掃除です。
うっかり2カ月くらい放置してしまうと、トラップ内の整流ブロックに白いヘドロのようなものが溜まります。
あのヘドロは一体何なんでしょう?石鹸カス?ボディーソープやシャンプーの集合体?のようにいっけん見えますが、ヘドロ特有の強烈な臭いもあります。(整流ブロックをトラップから外さない限りは臭いません)
ボディーソープやシャンプーを変えれば減るかも?
と淡い期待をのせて、いろいろなメーカーのものを試してみたものの、結果は変わりません。
浴室の「お手入れガイド」には、
トラップ内は必ず月1回お手入れしてください
と書かれています。
しかも、「整流ブロック」は取り外して掃除しなくてはいけないようです。
排水口内は水が溜まっています。「整流ブロック」を取り外すには、排水口内の汚れた水の中に手を突っ込まなければなり外せません。その時点でもう嫌です。
ヘアキャッチャーは、みんなある程度まめに掃除していると思います。しかし、排水トラップを月1回掃除となると、かなりハードルが高いです。
今回、テレビCMで見て以来、とても気になっていて
「もしかしたらこれは救世主になりうるのではないか」
「排水口掃除は、もう粉を振りかけるだけでOKになるのでは!?」
と淡い期待をしていた
「強力カビハイター 排水口スッキリ 粉末発砲タイプ」を実際に使用してみました。
カビハイター排水口スッキリの使用方法
「まぜるな危険」の塩素系で、泡が発砲して汚れを落とすタイプです。
カビ・ヌメリ こすらず撃退!
とパッケージに書いてありますが、このヌメリというのはヘドロ(石鹸かす?)のことも指しているのでしょうか?
粉を排水口の周辺にまんべんなくふりかけ、水をかけ、後は蓋をして待つだけです。
Amazonのレビューなどを見てみると、粉はかなり強力のようで(汚れが落ちるかは別として)、喉や目をやられた人もいるようです。
手で袋は開けられますが、粉が舞うのでハサミの使用を勧める人も数人います。
「換気は必ずするように」と数名の一般人がコメントしているくらいなので相当な威力のようです。
カビハイターを実際に使ってみました
前回排水トラップの掃除をしてからちょうど1カ月経った排水口に「カビハイター排水口スッキリ」を使用してみました。
とりあえずマスクはしました。
粉が飛散しないようにハサミの使用を勧めるコメントもありますが、私はそっと手で開けました。何の問題もなかったです。
そして、粉をふりかけました。もともと排水口が水で少し濡れていたこともあり、泡が少し出てきました。
「使い方」には排水口の周辺にかけるように書いてあるのですが、私が一番お掃除してほしい場所は排水トラップの中です。
そこで、少しでも排水口に粉が届くようにヘアキャッチャーにも振りかけました。
そして水をかけると、どんどん泡が出てきます。
面白いことに次々泡が出てくるので、ついつい見入ってします。しかし、換気が必要なくらいの製品です。ずっと見ているわけにもいきません。
マスクもしてますが、なんだか喉が痛いような気すらしてきました。
そこで、蓋をして浴室を出て、30分超放置しました。
カビハイターの実力は?
30分以上放置するように書いてあるので、45分くらい待ってから水で洗い流しました。
ヘアキャッチャーの表側(見える部分)は結構きれいになっていました。
裏側は?
ヘアキャッチャーを外してみました。
すると、裏側の汚れは全く取れていません。残念な気持ちになりながら裏側を水で流してみると、水で流すだけで汚れはスルスルと取れました。
いつもより簡単に汚れは落ちるので、これはよかったです。
では排水口の中は?
見た目はいつもと全く変わらず、白いフワフワした石鹸かすのような物が浮いているしで、綺麗になっているようには見えません。(あえて写真は載せていません)
排水トラップ内の整流ブロックも外してみましたが、ヘドロはやっぱり残っています。
残念・・・
排水トラップ内のヘドロや白いフワフワはいつものように自分で除去しないといけませんでした。
しかし、整流ブロックや排水トラップに付いている汚れ自体は水でスルリと取れました。
いつもは水だけでは汚れは取れないので、いつもよりは楽ではありました。
感想
ハイターなので汚れ自体は結構落ちました。しかし、ヘドロ(石鹸かす?)は残ったままです。
「排水口スッキリ」と謳っているんだから、排水口内の
汚れもヘドロも同時にお掃除してほしい、
整流ブロックをわざわざ取り外して掃除しなくてもいいようにしたい、
というのが本音ですが、なかなか難しいのでしょうか・・・