毎日使用する浴室。そりゃあもう、汚れまくっているはずです。
浴槽は使用のたびに掃除する人が大半なのかと思いますが、では浴室の床は?
浴室の床を毎日掃除している人もいるとは思いますが、週1回くらいの人も多いのではないでしょうか。
我が家は週1回をベースに、気が向いた時に床を掃除をしていました。
オプション会で「水廻りコーティング」をお願いしていたので、「きっと2年くらいはコーティングの力で床を守っていてくれているはず」と思い、手抜きになっていた感はあります。
そしてある時突然、頑固そうな黄色い水垢(石鹸カス?)がタイルにこびりついていることに気が付きました。ひどい状態になるまで、全く気が付きませんでした。気が付いた時には既に手遅れな状態で、簡単に取れそうに見えません。
黄色い水垢のようなものはタイルにこびり付いていて、その部分が少し盛り上がっています。
こうなってくると、浴室使用後、水が水垢に沿って残っていまい、排水口に流れ切りません。
(水垢があるから水が残るのか、水が残るから水垢が出来るのか・・・)
「コーティングしてるのになぜ?」
「水垢じゃなくて、コーティングの剥がれかも・・・?」
といろいろ悩み、結局、オプションの説明書や申込書を確認してみると、浴室コーティングは間違いなく申し込んでいるものの、「浴室床タイル」はコーティング対象に含まれていませんでした。
「床もコーティングされていると信じていたのに!」
「”床タイルは対象外”って書いてくれていれば、分かりやすかったのに。(コーティング対象欄にしれっと床タイルが含まれていないだけなので、床がコーティングされていないことに気が付いていなかった)」
話は、床の汚れに戻りますが、ヤスリを使えば削れそうに思えましたが、ヤスリはタイルを傷つけてしまいそうなので、ヤスリを使うのは私にとっては最後の手段です。(しかし、ヤスリで削ってみたい衝動にも駆られます)
なんとか早く汚れを落とさないと、取れなくなってしまったら大変です。そこでいろいろ試してみました。
スポンジからブラシへ変更
まずやったことは、床をスポンジで掃除していたのをやめて、浴室用ブラシに変えたことです。(遅すぎ?)
浴室のマニュアルには「ブラシで掃除するように」と書かれていたのですが、「スポンジでもOKだよね~」と呑気に構えていました。
我が家のタイルは磁器質のタイルで、とてもザラザラ(ぼこぼこ)しています。ザラザラのタイルにはやはりブラシが必須のようです。
しかし、ブラシでゴシゴシしてみても、時すでに遅し。とても落ちません。
中性のスーパークリーナーを使用する
コンパウンド(研磨剤)を使用していない中性のクリーナーを使用してみました。
このクリーナーには今まで何度もお世話になっています。台所周りの油汚れから、シンクの汚れや水栓の水垢も簡単に落ち、サビも落とせます。
「浴室タイルの水垢もこれでなんとか!」とすがるような思いで、クリーナーを付けてゴシゴシしてみましたが汚れはビクともしません。
重曹ペーストでパックする
掃除で検索すると何かと出てくる重曹。私は重曹未体験でしたが、今回購入してみました。
水で溶かして重曹ペースト作り、タイルに塗布。ラップでパックして、30分くらい待ってみます。
30分後、ゴシゴシ削ってみると、少し取れました!
「さすが重曹!これはすごい」と2~3回繰り返しましたが、汚れの取れる量が少量すぎて埒があきません。疲れてしまい、諦めました。
クエン酸を使用する
酸はタイルに良くない可能性があるので、出来る限り使用したくなかったのですが、もう酸に頼るしかありません。
頑固な汚れの部分にはキッチンペーパーを敷いて、その上からクエン酸をスプレー。20分くらい時間をおいてみました。
20分後、本気でゴシゴシこするとかなり取れました!
ブラシでは力がうまく入らないので、割りばしも活用。割りばしはそこそこ柔らかいので、床に傷が付きにくいです。
割りばしはどんどん擦り減っていきますが、ピンポイントで擦りたい場所を狙い撃ち出来るので、今回のようなこびり付きに最適でした。
汚れが取れるのはうれしいけれど、力もいるし、一気に汚れが落ちないのでとても大変。かなりの重労働です。
そこで、重曹とクエン酸を混ぜてみることに。
重曹とクエン酸のミックス
「重曹とクエン酸を混ぜて掃除する」といった掃除方法はよく紹介されていますが、重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性です。アルカリ性と酸性は混ぜても大丈夫なのでしょうか?
今回のように、アルカリ性と酸性を混ぜた場合は、二酸化炭素が発生して泡が出ます。(有毒ガスではありません)また、中性になるので危険ではありません。しかし、お互いの性質を打ち消し合ってしまい、用途によっては洗浄料が下がってしまうこともあるようです。
今回、重曹をふりかけてからクエン酸をスプレーしてしばらく置いてみました。
そして頑張ってこすってみましたが、汚れは全く落ちません。これではクエン酸だけの方がよほどマシです。用途によっては、重曹+クエン酸で汚れがうまく落ちるようですが、今回はお互いの性質を打ち消してしまったのか、全くの逆効果でした。
最後に
浴室の床タイルにこびりついた水垢には、クエン酸+割りばしでピンポイントに削り取るが効果的でした。
万が一どうにもならなかったら、サンポールを使用している予定でしたが、サンポールはかなりの洗浄力です。タイルにダメージがあるかもしれません。
定期アフターサービスの際に、デベロッパーの担当者に「浴室の汚れ」について相談していました。浴室の床タイルにサンポールを使用しようと思っていることを言ってみましたが、反対はされず、「サンポールもアリ」といった感じでした。(大賛成といった感じでもなく、おすすめのクリーナーを教えてくれました)
当たり前ですが、汚れる前にきちんと掃除すること、汚れが出来てしまったら「早め早め」に落とすことが大切ですね。我が家の今の現状は、クエン酸を使用してもラクに汚れが落ちるわけではないので、全ての汚れを落とすのがとても大変です。